現存する最古の飛行場「各務原飛行場」100年の歴史紹介 川崎重工の無人ヘリ初公開、岐阜・空宙博

AI要約

各務原飛行場の100年の歴史を振り返り、未来の航空宇宙開発に向けた技術を紹介する特別企画展が岐阜かかみがはら航空宇宙博物館で開催中。

展示では、歴史のパネルや映像資料を通じて、陸軍演習場から現代の技術開発までを紹介。

また、戦後の混乱期や新技術の展示もあり、親子連れでも楽しめる内容となっている。

現存する最古の飛行場「各務原飛行場」100年の歴史紹介 川崎重工の無人ヘリ初公開、岐阜・空宙博

 現存する最古の飛行場で、1917年に岐阜県各務原市に開設した各務原飛行場(現航空自衛隊岐阜基地)の100年の歴史を振り返り、未来の航空宇宙開発に向けた技術を紹介する特別企画展「岐阜かかみがはら航空宇宙産業100年史」が13日、同市下切町の岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(空宙博(そらはく))で始まった。9月1日まで。

 時代区分に沿って、歴史を振り返るパネルや映像資料などが並ぶ。パネル展では、かつて陸軍の演習場として使用されていた時代から、新技術の開発に取り組む現在の様子まで詳しく解説している。

 また、戦後混乱期に、使わなくなった戦闘機の部品で作られていたくず入れや牛車の車輪を展示。川崎重工業が製造した無人ヘリコプター「K-RACER X-1」、「全翼型無人機」も初公開されている。

 親子で訪れた男性(32)=同市=は「知らないことばかりで勉強になった」と話した。

 オープニングセレモニーでは、浅野健司市長が「現存する最古の飛行場の歴史背景や、製造業を支える技術を知る良い機会。子どもから大人までぜひ楽しんでもらいたい」と来場を呼びかけた。