柔道の訓練で重体となった女性巡査が死亡 乱取り中に大内刈りをかけられ後頭部を強打 京都府警「再発防止策を徹底する」

AI要約

23歳の女性巡査が柔道の訓練中に頭部を強く打ち、意識不明の重体となり、13日に亡くなった。

女性巡査は柔道初心者で大内刈りを受けて後頭部を強打し、病院に搬送された。

柔道場では53人の初任科生が訓練中で、再発防止策を徹底すると述べている。

柔道の訓練で重体となった女性巡査が死亡 乱取り中に大内刈りをかけられ後頭部を強打 京都府警「再発防止策を徹底する」

 7月1日、京都府警の警察学校で初任科生の23歳の女性巡査が柔道の訓練中に頭部を強く打ち、意識不明の重体となっていましたが、13日に亡くなりました。

 警察によりますと、1日午後5時40分ごろ、京都市伏見区にある京都府警察学校の柔道場で、初任科生の女性巡査(23)が、柔道の訓練中に同僚と技をかけ合う「乱取り」をしていたところ、頭を強く打ちました。女性巡査は病院に搬送されましたが、13日、死亡しました。

 女性巡査は柔道初心者で、足技のひとつ「大内刈り」をかけられて後頭部を強打したということです。

 直後は受け答えできる状態でしたが、徐々に意識が遠くなり、搬送先の病院で緊急手術を受けることになりました。その後、意識が戻らない状態が続き、13日正午前、死亡が確認されたということです。

 当時、柔道場では53人の初任科生が訓練をしていて、3人の教官が指導に当たっていました。女性巡査と技をかけ合った相手は女性で体格差もなく、訓練中、女性巡査は頭を保護するヘッドキャップを着用していたということです。

 京都府警本部・警務部警務課は「お悔みを申し上げます。今回のようなことが二度と起こらないように再発防止策を徹底してまいりたい」とコメントしています。