警察学校の柔道訓練で事故 20代女性巡査が意識不明の重体 京都府警

AI要約

京都府警に採用された女性巡査が柔道訓練中に後頭部を強打し、意識不明の重体となったことが発表された。

女性は同僚と乱取り中に投げられ、病院に搬送されて手術を受けたものの意識は戻らず、現在も入院中。

府警は事故を受け、訓練の自粛と適切な実施状況の調査を行っている。

警察学校の柔道訓練で事故 20代女性巡査が意識不明の重体 京都府警

京都府警は12日、今年4月に府警に採用された初任科生の女性巡査(23)が警察学校(京都市伏見区)での柔道訓練中に後頭部を強打し、意識不明の重体となったと発表した。女性は現在も入院し治療を受けており、府警が経緯を調べている。

府警によると女性は今月1日午後5時40分ごろ、柔道場で同僚と乱取り中に投げられ、後頭部を強打した。女性はその後意識を失い、病院に搬送された。硬膜下血腫と診断されて緊急手術を受けたが、現在も意識は戻っていないという。女性と同僚はいずれも柔道の初心者で、大きな体格差などはなかったとしている。

訓練には約50人の初任科生が参加し、3人の指導教官が監督していた。訓練前にはそれぞれの体調などに問題がないか確認を行っていたという。

府警は事故を受け、初心者の乱取りなど一部の訓練を自粛。訓練が適切に行われていたかなどを調べる。

府警警務課の堀田英克次席は「再発防止策を徹底していきたい」としている。