新教育長に野田氏 佐武教育長が退任、和歌山県田辺市

AI要約

和歌山県田辺市議会は、教育長の後任に元小学校長の野田泰輔氏を任命する人事案に同意した。

市議会の6月定例会は、本年度一般会計補正予算案を含む議案24件を原案通り可決して閉会した。

会計補正予算は、梅のひょう被害を受けた農家への支援などが盛り込まれている。

新教育長に野田氏 佐武教育長が退任、和歌山県田辺市

 和歌山県田辺市議会は10日、任期満了を迎える佐武正章教育長(65)の後任に、元小学校長の野田泰輔氏(60)を任命する人事案に同意した。任期は20日から3年間。

 野田氏は1989年4月から小学校教諭として勤務。市教育委員会学校教育課長、田辺第二小学校長などを務め、今年3月に退職した。現在は市の生涯学習指導員。

 退任する佐武教育長は2018年7月に教育長に就任し、2期務めた。

■6月議会が閉会

 田辺市議会の6月定例会は10日、本年度一般会計補正予算案を含む議案24件を原案通り可決、同意するなどして閉会した。

 一般会計補正予算は、4億5739万円を増額する(補正後445億9141万円)。梅のひょう被害を受けた農家への営農継続支援補助金、梅製品のPR事業などを盛り込んでいる。

 人事案件では、教育委員に元南紀高校長の坂本真理氏(60)を任命することに同意した。

 また、災害発生時における信頼性の高い情報連携体制構築への支援を国に求める意見書案も可決した。