「旅する光の切り絵展」が開幕 岡山、色彩と闇が織りなす空間

AI要約

切り絵と光で空間を染め上げる「旅する光の切り絵展~くうそうって、まほうだよ」が13日、岡山シティミュージアム(岡山市北区駅元町)で開幕した。初日から大勢の家族連れらが足を運び、鮮やかな色彩と闇が織りなすコントラストに酔いしれた。

光や音、デジタル技術を融合させた幻想的な作風が「光の切り絵作家」酒井敦美さん(51)=愛知県長久手市=の持ち味。編み出した技法全てを使った約20点が堪能できる。

中でも自然界を題材にした「地球スケッチ」は自ら岡山県内を巡って制作した大作。瀬戸内海をはじめ絹掛の滝(新見市)、旧吹屋小(高梁市)、桃の花が代わる代わる映し出され、魚や鳥が動き回る様子から自然、文化の豊かさが伝わってくる。

「旅する光の切り絵展」が開幕 岡山、色彩と闇が織りなす空間

 切り絵と光で空間を染め上げる「旅する光の切り絵展~くうそうって、まほうだよ」が13日、岡山シティミュージアム(岡山市北区駅元町)で開幕した。初日から大勢の家族連れらが足を運び、鮮やかな色彩と闇が織りなすコントラストに酔いしれた。

 光や音、デジタル技術を融合させた幻想的な作風が「光の切り絵作家」酒井敦美さん(51)=愛知県長久手市=の持ち味。編み出した技法全てを使った約20点が堪能できる。

 中でも自然界を題材にした「地球スケッチ」は自ら岡山県内を巡って制作した大作。瀬戸内海をはじめ絹掛の滝(新見市)、旧吹屋小(高梁市)、桃の花が代わる代わる映し出され、魚や鳥が動き回る様子から自然、文化の豊かさが伝わってくる。

 通路の壁や床に桜や雪を投影し、ゆったりした音楽とともに四季の移ろいを表現した「音彩(オトイロ)万華鏡」は、まるで万華鏡に入り込んだような感覚にとらわれる。

 親子3人で訪れた瀬戸内市立行幸小5年の児童(10)は「次はどんな絵が出てくるのかわくわくした。一つ一つの作品がきれいで癒やされた」と笑顔を見せた。

 岡山シティミュージアム、OHK岡山放送、山陽新聞社でつくる実行委主催。中国精油特別協賛。8月25日まで(7月16、22、29日、8月5、19日休館)。午前10時~午後6時(7月20、27日は同8時まで)。