箱根駅伝に「水上村」ロゴも 青学大陸上部のユニホームに掲出契約 広告効果9億円見込む

AI要約

水上村が青山学院大陸上部とのユニホーム広告契約を結んだことを発表。

青学大陸上部との連携強化を図る村が、広告効果を目指して9億円の効果を期待。

原監督との包括連携協定締結や合宿誘致などを通じて地域振興に力を入れている。

原監督の提案で契約が実現し、ロゴ掲出料1250万円を2024年度予算から確保。ロゴの規定サイズは40平方センチ。

村の知名度向上と地域振興のため、新潟県妙高市と並んでロゴが掲出される。

原監督がコメントで村の地域振興を強調し、中嶽弘継村長も地方創生を加速させたい意向を示す。

箱根駅伝に「水上村」ロゴも 青学大陸上部のユニホームに掲出契約 広告効果9億円見込む

 水上村は10日、今年1月の箱根駅伝で7度目の総合優勝を果たした青山学院大陸上部のユニホームに、村のロゴを掲出する契約を結んだと発表した。1年契約。村は、村内にクロスカントリーコースを整備し、陸上合宿誘致に力を入れており、知名度向上を狙う今回の広告効果を約9億円と試算する。

 村は、青学大陸上部の原晋監督が代表を務める一般社団法人「アスリートキャリアセンター」(東京)と包括連携協定を締結。原監督に村地方創生推進アドバイザーを委嘱している。3月には部員約60人が村で合宿を開いた。

 ロゴ掲出は、原監督から「村とより一層の協力や連携を図りたい」と打診があった。村議会は広告料1250万円を盛り込んだ2024年度一般会計補正予算を可決した。財源はふるさと納税を積み立てた基金を充てた。

 ロゴの大きさは最大40平方センチと規定され、20年からロゴの契約を結ぶ新潟県妙高市と並んで掲出される。

 原監督は村ホームページを通じて「箱根駅伝をはじめとした大会に出走することで、多くの方に村のことを知っていただき、訪れるきっかけとしていただきたい」とコメント。中嶽弘継村長は「今回の契約を機に、村の地方創生の取り組みをさらに加速させたい」とした。(井田真太郎)