長浜の夏休み体験イベント情報を一覧 小冊子「まるまるぽっしぶる」発行
夏休みの体験イベント冊子「まるまるぽっしぶる」が長浜全域の保育機関と小学校で配布された。
冊子は0歳～12歳を対象とした体験イベント情報を掲載し、視覚的に分かりやすく工夫されている。
澤紗奈さんと熊谷理美さんが協力して作成し、発行部数は1万部で市内の施設に配布された。
長浜全域の保育機関と小学校で7月3日、夏休みの体験イベント冊子「まるまるぽっしぶる」の配布が始まった。（長浜経済新聞）
同冊子はA4二つ折りのパンフレット型で、夏休み期間中に市内で開催される0歳～12歳を対象とした体験イベント情報を掲載している。タイトルの「まるまるぽっしぶる」には「長浜の子どもも大人も街も緑も丸々丸ごと可能性」「長浜の面白いことを丸っと一覧にして届けたい」という思いを込める。表紙に7月・8月のカレンダーをあしらい、イベント開催日が一目で分かるようにした。2ページ目以降でイベントごとに写真やQRコードを載せ、視覚的に分かりやすく伝える工夫を凝らす。「自然体験」「地域・まち」「体験・探究」の3つのカテゴリーに分け、学校や家では体験できないことを提供するイベントをまとめて掲載しているという。
企画したのは市内で、主に小学生を対象とした体験教室「ちゃれんじラボ」を開いている「crevus desing（クレパスデザイン）」代表の澤紗奈さんと、市内と大阪で3歳～小学4年生を対象とした預かりサービス・自然体験教室「預かり自然体験dive（ダイブ）」を開いている「わけわけDeli（デリ）」代表の熊谷理美さん。昨年知り合った2人は、それぞれの活動に親和性があることから、これまでに子ども向けのイベントを共同開催したこともあるという。
「地域全体で子どもたちの教育を作る」ことをモットーに活動をする中で、過去に親から「夏休み中にこんな楽しそうな体験があったと知らなかった」と言われることがあり、市内の子ども向けの体験イベントが一覧で分かる冊子を作ろうと思い立ったという。協賛企業を探し4社の協力で印刷費用を賄い、発行が実現した。
主にデザインは澤さん、掲載する事業者への営業は熊谷さんが担当したという。澤さんは「忙しい親が、一目で時間をかけずに情報にアクセスできるよう心掛がた。この紙にそのまま丸を付けて、行きたいイベントをチェックして、冷蔵庫にそのまま貼ったりして使ってもらえれば」と話し、熊谷さんは「今まで、あまり子どものイベントが一覧になっているものがなかった。制作に当たっては手探りで掲載団体を探した。今後も季節ごとに制作を継続していく予定なので、まだ知らない団体や体験を発掘していければ」と話す。
発行部数は1万部。その大半は市内の保育機関と小学校に配布したが、「さざなみタウン」（高田町）や「子育て応援カフェLOCO（ロコ）」（北船町）などにも置いている。
