孫六と刀剣乱舞コラボ、グッズ販売や等身大パネル設置 岐阜・関鍛冶伝承館が企画展

AI要約

刀剣乱舞ONLINEと関鍛冶の名工孫六兼元に関連した企画展が開催される。

関の孫六兼元が作った刀剣や切れ味に優れる刀剣が展示される。

コラボグッズの販売やキャラクター撮影会もあり、刀剣文化を広めるための取り組みとして注目される。

孫六と刀剣乱舞コラボ、グッズ販売や等身大パネル設置 岐阜・関鍛冶伝承館が企画展

 刀剣をテーマにした人気ゲーム「刀剣乱舞ONLINE」とコラボレーションした企画展「孫六兼元~刀工集団と名工誕生~」が13日、岐阜県関市南春日町の関鍛冶伝承館で始まる。「関の孫六」とも呼ばれる孫六兼元が制作した刀剣などが展示されるほか、近隣のせきてらすでコラボグッズが販売される。9月1日まで。

 兼元は室町時代後期に活躍し、関市を中心に活動した関鍛冶の代名詞となっている刀工。兼元が制作した刀剣は切れ味に優れ、戦国武将らに愛用された。

 一方、刀剣乱舞は、刀剣が擬人化した「刀剣男子」が登場する育成シミュレーションゲーム。刀剣ブームの中、若い女性を中心に人気がある。ゲームには、キャラクターとして刀剣男子・孫六兼元も登場している。

 今回、伝承館や個人などが所蔵する兼元が制作した細川家や斎藤家伝来の刀剣など10振りのほか、「之(の)定(さだ)」の通称で知られる和泉守兼定、織田信長のお抱え鍛冶の若狭守氏房の刀剣、兼元について記された江戸時代の書物など計49点を展示する。

 せきてらすでは、刀剣男子・孫六兼元と兼元作の刀剣が描かれたクリアファイル、アクリルスタンドといったコラボグッズを販売し、13日に宣伝隊長「おっきい こんのすけ」の撮影会もある。伝承館では、キャラクターの等身大パネルも設置し、記念撮影ができる。有料入館者1人につき来場記念カード1枚を贈呈する(先着5千人)。

 担当者は「関の刀工集団から生まれた孫六兼元の存在を知ってほしい」と話している。

 企画展は刀剣文化と関鍛冶について知ってもらおうと関市が開催。入館料は大人500円、小中高校生300円。