周辺住民に驚き/青森・乳児遺棄

AI要約

乳児の遺体がアパートの便槽内から見つかり、住人の女が逮捕された事件が発生。周辺住民は驚きを隠せない。

女は母親の介護をしながら暮らしており、近所ではあいさつ程度の付き合いだった。

女は乳児の遺体を遺棄した疑いで逮捕されており、県警は殺人容疑も視野に捜査を進めている。

周辺住民に驚き/青森・乳児遺棄

 青森市金沢5丁目のアパートの便槽内から乳児の遺体が見つかり、住人の女(38)が死体遺棄容疑で逮捕された事件から一夜明けた12日、周辺住民からは「近所でこんな事件が起きるなんて」と驚きが広がった。

 近所の男性は「アパートには親子(女と母親)で7、8年前に住み始めた。町内の廃品回収に協力してくれるなど真面目そうな子。相談してもらえれば助けになれたかもしれないのに」と話した。

 女は母親の介護をしながら生活していたとされ、近所付き合いはほとんどなく、あいさつを返す程度だったという。

 70代女性は「赤ちゃんがとてもかわいそう。警察官が長い手袋と雨がっぱを着て、便槽内で作業していた。近所でこんな事件が起きて悲しい」と残念そうに話した。

 女の逮捕容疑は10日ごろから11日午後2時55分ごろまでの間、自宅アパートのくみ取り式トイレの便槽内に乳児の遺体を遺棄した疑い。「妊娠も出産もしていない」と容疑を否認している。

 県警は女が出産したとみており、殺人容疑も視野に捜査を進める。