大阪西成、放火殺人容疑の男送検 「住人女性困らせようと思った」

AI要約

清掃員が大阪市西成区の集合住宅で火を付け、2階の住人女性を殺害した事件で、容疑者は「住人女性を困らせようと思った」と供述した。

容疑者は最初は容疑を否認していたが、後に火を付けたことを認めた。

現場近くの防犯カメラ映像には火元の部屋の女性に声をかける姿が映っており、被害者とは面識がなかったとみられている。

 大阪市西成区の集合住宅1階に火を付け、2階の住人女性を殺害したとして逮捕された清掃員新居田信善容疑者(60)が「住人女性を困らせようと思った」と供述していることが12日、大阪府警への取材で分かった。府警は詳しい動機を調べる。同日、殺人と現住建造物等放火容疑で送検した。

 府警によると、容疑者は逮捕時「全く身に覚えがない」と容疑を否認していたが、その後「本当は私が火の付いた紙を窓から投げ入れた」と供述した。

 現場近くの防犯カメラ映像には出火後、避難してきた火元の部屋の女性に声をかける姿が写っていた。亡くなった2階に住む牧田奈々絵さん(48)とは面識はなかったとみられる。