”マイ七味”づくりに挑戦 長野県諏訪市公民館「男のおもしろ倶楽部」

AI要約

男性を対象にした市公民館の講座で七味作りに挑戦する26人の受講者の様子が紹介された。

素材の特徴や調合方法を学びながら、参加者たちは自分好みの七味を作り上げ、喜びを共有した。

参加者たちは実験的な楽しさを感じながら、自宅でも挑戦したいと意欲を見せた。

”マイ七味”づくりに挑戦 長野県諏訪市公民館「男のおもしろ倶楽部」

 長野県諏訪市内の男性を対象にした市公民館の通年講座「男のおもしろ倶楽部」で10日、26人の受講者が七味作りに挑戦した。山梨県内で日本メディカルハーブ協会認定教室「アトリエプチカドー」を主宰する植松晶子さん=甲斐市=から一つ一つの素材の特長を教わり、唐辛子をメインとして自分好みに調合。味見してから再調整し、”マイ七味”の出来上がりを喜んだ。

 バンダナにエプロン姿で市公民館別館の調理室に集まった男性たち。調理台には唐辛子や山椒、ごま、しそなどのなじみのある素材から、けしの実、ミカンの皮を乾燥させた陳皮(ちんぴ)まで10種類以上が並んだ。

 植松さんは、これらを「辛み」と「香り」の特長別に分けて紹介し、七味づくりは辛さ2種類、香り5種類の「二辛五香」が基本になると説明した。麻の実や黒ごま、白ごま、けしの実は食感も良くすると伝え、香りを引き出すには青のりやあおさを使うことを勧めていた。

 男性たちは、風味を想像したり薬効を重視したりしながら調合。「実験のよう。わくわくするね」と気分を高揚させた。マイ七味の出来栄えはそばと一緒に確認。同市豊田の両角博行さん(78)は「黒ごまや山椒など、知っている素材、好きな素材を選んで調合した。調達が難しそうな物もあるが、そろえることができたら家で作ってみたい」と笑顔で話した。