「愛を感じることができる」と投資誘われ1億9600万円だまし取られる SNS型ロマンス詐欺

AI要約

鳥取県在住の男性が暗号資産の投資名目で約1億9600万円を騙し取られるSNS型ロマンス詐欺に遭遇。

男性はメール友募集サイトで知り合った女と共同取引口座を登録し、65万円を振り込み利益が出たように見えたが、追加投資を勧められ5600万円を振り込んだ。

さらに6700万円の指導料や1200万円の認証金、1440万円の保証金を要求され、男性は金融庁に相談して詐欺に気付く。

「愛を感じることができる」と投資誘われ1億9600万円だまし取られる SNS型ロマンス詐欺

 鳥取県警は10日、県内在住の男性が暗号資産の投資名目で、総額約1億9600万円をだまし取られるSNS型ロマンス詐欺に遭ったと発表した。

 県警によると4月11日ごろ、メル友募集の掲示板サイトで知り合った女と、LINEでやりとりを重ね、好意を寄せるようなメッセージが送信されるようになった。

 女から「暗号資産の投資で稼いでいる」と誘われ、共同の取引口座を登録。男性が指定口座に650万円を振り込んだところ、利益が出たように見えた。

 女に「一緒に参加することに一番の意味があり、愛を感じることができる」と追加投資に誘われ、女と金融アナリストを名乗る人物とのLINEグループに参加し、5600万円を振り込んだ。口座サイトの残高は増えていったという。

 アナリストから指導料として6700万円を請求され、男性は3300万円を振り込んだ。

 男性が取引口座の残高約8億円の出金を依頼したところ「引き出しには認証金として1億2000万円が必要」と言われ、指定口座に約1億円を振り込んだ。

 さらに保証金として1億4400万円を請求され、男性が金融庁の窓口に相談して詐欺に気付いた。