階上の大トカゲ「おせろ」まだ逃走中

AI要約

青森県階上町における大型トカゲの逃走事件。トカゲは体長1メートル以上で、毒はない。捜索は続いている。

飼い主がトカゲを日光浴させていた際に逃げ出した経緯。トカゲはブラックアンドホワイトテグーという種類で、かみついたりひっかいたりする可能性がある。

地元の小学校では注意喚起や集団下校などの対応が取られており、周辺住民も協力して捜索に当たっている。

階上の大トカゲ「おせろ」まだ逃走中

 8日午後8時50分ごろ、青森県階上町赤保内の民家の住人から「ペットのトカゲが家から逃げた」と近くの交番に届け出があった。トカゲは体長約1メートルを超える大きさだが、毒はない。八戸署の署員十数人が現場付近を捜したが、9日午後10時現在見つかっていない。

 同署によると、飼い主の女性は8日正午ごろから、トカゲを自宅敷地内の屋外で柵の中に入れた状態で日光浴をさせていた。同日午後7時20分ごろ、逃げ出していることに気付いた。

 逃げたトカゲはブラックアンドホワイトテグーという種類で体長約1.1メートル。黒と白のまだら模様が特徴。名前は「おせろ」。かみついたり、ひっかいたりする恐れがあるという。

 通報を受けた同署は、8日午後11時ごろから捜索を始め、9日午後5時にいったん終了した。同署は10日も午前7時から現場周辺の捜索や、通学路のパトロールを行う。

 飼い主の女性によると、約3年前からトカゲを飼い始め、これまでかみついたり、逃げ出したことはなかったという。「まさかこんなことになるとは思わなかった。びっくりしているし、悲しい」と語った。

 現場近くにある赤保内小と階上中は保護者にメールでの注意喚起や教職員が付き添いながら集団下校するなどの措置を取った。9日朝に、小学生が目撃したとの情報もある。

 小学1年生の母親は「以前近くでクマが出た時は怖かったが、飼われていたトカゲならあまり不安はない。早く見つかって、飼い主の元に戻ってほしい」と話した。