鶴見・女子大学生殺害事件 双方控訴せず 懲役18年が確定
AI要約
横浜市鶴見区で女子大学生が包丁で刺され殺害された事件で、元交際相手の男に懲役18年の判決が下された。検察側と弁護側は控訴せず、判決が確定した。
被告は復縁ができないことを知り、自分の気持ちばかりを優先させて犯行に及んだと説明。横浜地裁は非難し、厳しい刑を言い渡した。
遺族は被告の言葉を受け、控訴をしない決断を称賛している。
去年、横浜市鶴見区で女子大学生が包丁で刺され殺害された事件で、 横浜地裁が元交際相手の男に対し懲役18年とした判決について、 検察側、弁護側、いずれも控訴しなかったことが分かりました。 横浜市の運送業・伊藤龍稀被告23歳は、去年6月、横浜市鶴見区で大学1年生だった元交際相手である冨永紗菜さんの首や胸などを包丁で刺し殺害したなどの罪に問われていました。 裁判で被告は動機について、復縁ができないと知り「交際関係が終わったら自分には何も残らず、殺意に変わった」などと説明。 最後に、「どんな罰も受け入れます」と述べていました。 そして、6月、横浜地裁の判決では、「被害者に落ち度はなく自分の気持ちばかりを優先させた短絡的犯行というほかなく、厳しい非難に値する」などと指摘し、伊藤被告に懲役18年の判決を言い渡しました。 そして横浜地裁によりますと、控訴期限の今月5日までに検察側、弁護側いずれも控訴していないということです。 これにより伊藤被告の懲役18年の刑が確定します。 判決が出た日に冨永さんの遺族は、「どのような罰でも受け入れると言っていた被告人のその言葉が本当ならば控訴をせず判決を受け入れることになる、それを見届けたいです」とコメントしていました。
