「手足口病」に注意 直近1週間の平均患者数過去10年で最多 予防の徹底を/岡山

AI要約

岡山県で手足口病の流行が拡大しており、過去10年間で最多の患者数が報告されている。

感染症の症状や予防策を詳細に紹介し、手洗いや接触を避けることの重要性を強調している。

県は、口腔排泄物にもウイルスが含まれる可能性があることから、乳幼児の清潔管理にも注意を促している。

 岡山県は、ウイルス性感染症「手足口病」の流行拡大の恐れがあるとして注意を喚起している。県内の定点医療機関から報告された直近1週間の平均患者数が過去10年間で最多となっており、こまめな手洗いなど予防の徹底を呼びかけている。

 同感染症は、手のひらや足の裏、口の中などに小さな水ぶくれのような発疹ができ、夏場に小児(特に5歳以下)を中心に流行。6月17日~23日の定点当たりの患者報告数が6.94人となり、国が示している警報基準値の5を上回った。さらに、6月24日~30日には、定点当たりの同報告数が11・43人と大幅に増加。

 予防策として▽石けんと流水による手洗いの徹底▽患者との密接な接触を避け、タオルなどの共用をやめる▽皆がよく触れる場所や器具などの洗浄・消毒の徹底▽患者の便の中にもウイルスが排出されることもあるため、乳幼児のトイレやおむつ交換時の注意―などを啓発している。