パリ五輪テレビ中継がない…金メダル狙うフェンシング男子団体戦、見延和靖の地元福井県でPV計画も開催できず

AI要約

福井県越前市は、パリ五輪に出場するフェンシング選手の応援会を開催できなくなったことを明らかにした。

代替手段としてスマートフォンを活用した応援会を検討している。

地元と連携し、応援方法を模索している市教委スポーツ課のコメントも明らかにされた。

パリ五輪テレビ中継がない…金メダル狙うフェンシング男子団体戦、見延和靖の地元福井県でPV計画も開催できず

 福井県越前市は7月5日、フェンシングの見延和靖選手(同市出身)が出場するパリ五輪の男子エペ団体と同個人で実施を決めていたパブリックビューイング(PV)について、2大会連続の金メダルを狙う団体はテレビ中継がないため、開催できなくなったと明らかにした。スマートフォンを活用するなど代替手段による応援会の開催を検討している。

 同日開かれた市議会全員説明会で理事者が説明した。

 市教委スポーツ課によると、民放公式配信サービス「TVer(ティーバー)」ではほぼ全競技の配信が予定されているが、個人視聴向けのサービスであるとして民放連からPVへの活用は認められなかったという。

 団体は日本時間8月2日午後8時半から。応援会は市いまだて芸術館を会場とし、来場者が持参したスマホを使ってTVerで観戦する形式を検討している。

 個人は準決勝以降のみテレビ放送があり、同館で7月29日午前3時からPVを開催する。28日午後5時に始まる1回戦から準々決勝までついては、団体と同様の応援会を開く方針。

 同課は「メダルが期待される競技なのに放送がないのは残念。形を変えて何かしら応援できる方法を、地元とも連携して考えていきたい」としている。