西多摩の3酒蔵、ソーダ割りを推奨する日本酒を共同で商品化

AI要約

西多摩地域の3つの酒蔵がソーダ割りを推奨する日本酒を発売する。ソーダ割りによる飲みやすさや爽やかな味わいをアピールし、新たな需要を創出する。

3蔵は福生市の「嘉泉」田村酒造場、「多満自慢」石川酒造、青梅市の「澤乃井」小澤酒造で、若い世代の日本酒離れを受けて新たな飲み方を提案する。

各酒蔵が自社銘柄の中からソーダ割りを前提にした商品を選び、ラベルのデザインを統一。今年も新しい日本酒文化を発信していく意向を示す。

 西多摩地域の3つの酒蔵が7月13日、ソーダ割りを推奨する日本酒を発売する。ソーダ割りによる飲みやすさや、爽やかな味わいをアピールし、「西多摩発の酒ソーダ」として新たな需要を創出する。 (西多摩経済新聞)

 3蔵は、福生市の「嘉泉」田村酒造場、「多満自慢」石川酒造と、青梅市の「澤乃井」小澤酒造。若い世代の日本酒離れもあり、新たな飲み方を発信しようと共同で企画した。

 各酒蔵が自社銘柄の中からソーダ割りを前提に「嘉泉上撰」「多満自慢上撰」「澤乃井五段仕込」を選び商品化。ラベルは蔵ごとに色を違え、デザインは統一した。

 「若者にはチューハイやサワーのような炭酸割りが受けている」。そんな話題を耳にした田村半十郎さんは日本酒のソーダ割りなら多くの若者に受け入れられると、石川彌八郎さんに相談。手始めに蔵元の名前を冠した日本酒のソーダ割りを商品化し、昨年の「福生七夕まつり」でお披露目した。今年は同じ青梅沿線にある小澤酒造にも声をかけ、新しい日本酒文化を西多摩から発信していくという。

  発売を前に7月2日、田村酒造でお披露目会を開催。3蔵元代表と「2024 MissSAKE」の南侑里さんが「アルコール度数も抑えられ、軽やかで飲みやすい。香りも楽しめ、しっかりと日本酒らしさも感じられる」とアピールした。

 いずれも内容量は1.8リットルで、希望小売価格は2,000円。