労災防止へ 栃木労働局が建設現場でパトロール

AI要約

栃木労働局が全国安全週間期間中に宇都宮市内の建設現場でパトロールを行った。

建設現場での安全対策や熱中症予防対策をチェックし、労働災害の防止意識を呼びかけた。

県内の建設業における労働災害の現状や対策について報告があった。

労働災害の防止を呼びける全国安全週間期間中の4日、栃木労働局は宇都宮市内の建設現場でパトロールを行いました。

このパトロールは7月1日から7日までの全国安全週間の一環で行われたものです。

栃木労働局の奥村英輝局長らが宇都宮市の清原工業団地で新しい工場をつくっているキヤノン宇都宮光機の建設現場をおとずれました。

建設が進む工場は高さが約15メートルの2階建てで奥村局長らは工事を請け負う建設会社の担当者から説明を受けながら視察を行いました。

各フロアや建物の外などをくまなく回り建設3大災害と呼ばれる「墜落や転落」「建設重機災害」「崩壊・転倒」の事故を防ぐため安全対策は万全に行われているかどうかチェックしました。

さらに、今回は特に暑さが厳しくなる季節に向けて熱中症の予防対策についても確認し給水車を用意してこまめに水分を補給していることやクーリングルームを4カ所設ける対策を行っていることなど説明を受けました。

栃木労働局によりますと県内の建設業では去年労働災害が211件あり2人が死亡していて作業員たちに労働災害の防止に向けた意識の向上と協力を呼びかけました。