「園児が自分自身を守るために」 西日本豪雨で被害の保育園で垂直避難訓練 広島・坂町

AI要約

西日本豪雨からまもなく6年、被害を受けた坂町の保育園では、災害が起きた時、園児が自分で自分の身を守れるよう避難訓練が行われました。

坂みみょう保育園では、過去の豪雨被害を踏まえて、園児がスムーズに建物の上の階に避難できるよう訓練を行いました。

避難訓練後は、実際に西日本豪雨を経験した地域の防災士などが災害対応について園児たちにレクチャーしました。

「園児が自分自身を守るために」 西日本豪雨で被害の保育園で垂直避難訓練 広島・坂町

西日本豪雨からまもなく6年、被害を受けた坂町の保育園では、災害が起きた時、園児が自分で自分の身を守れるよう避難訓練が行われました。

6年前の西日本豪雨で被害を受けた 坂みみょう保育園。

校庭に土砂が流れ込んでしまったことを受け、園児全員がスムーズに建物の上の階に逃げられるよう、避難訓練が行われました。

<ベルの音・先生の声(避難を開始して下さい)>

10分ほどで園児たちは2階に避難することができました。

そのあと、西日本豪雨を実際に体験した地域の防災士などが災害が発生したときの対応について園児たちにレクチャー。

避難するか判断するための警戒レベルについては園児たちにもわかりやすいようカープの赤やサンフレッチェの紫を例えに説明していました。

【SKY協働センター・大迫 雅俊 代表】

「絶対子どもは防災の担い手になると私は思っています。大切なところは理解もしてくれているし、今回、色で表したので、その点でも、もっと理解を深めていただけたらなと思っています」

<みんなどこに逃げる?>

【園児たち】

「高いところに逃げる!」

園児たちは災害への対応を大きな声で復唱して、災害が起きた時の避難方法を学んでいました。

<スタジオ>

【コメンテーター:JICA中国 新川美佐絵さん】

(青年海外協力隊などを経験し現在はSDGsの啓発活動を行う)

「外国でもそうですが、子どもたちが学校で学んだことを家族に伝えるということで保護者にも伝わるんですね。さらに子どもたちだけでなく、外国人が増えているので、防災を知ることで、外国人も防災の担い手、地域の担い手になると思う」