能登に向かう学生ボランティア支援を 有識者約50人が呼び掛け/兵庫県

AI要約

大学教授やNPO代表らが能登半島の復興支援のためにクラウドファンディングを立ち上げgていること。支援が必要な理由として、地域の行政判断やボランティア文化の衰退を指摘。活動内容や支援の対象地域、目標金額なども明らかにされている。

能登に向かう学生ボランティア支援を 有識者約50人が呼び掛け/兵庫県

復旧、復興が進まない能登半島に向かう学生ボランティアの交通費や活動費をサポートしようと、大学教授やNPOの代表らがクラウドファンディングを立ち上げ、支援を呼び掛けています。

支援を呼び掛けているのは、神戸大学名誉教授の室崎益輝さんが代表を務め、大学教授やNPOの代表などおよそ50人で構成する「学生災害ボランティア支援の会」です。

石川県の災害危機管理アドバイザーも務めてきた室崎さんは、半島という地形的な背景以外にも、能登半島地震でボランティアが少ない理由を2つあげました。

【学生災害ボランティア支援の会 室崎益輝代表】

「むやみにボランティアが入ってはいけないという判断が行政にあった 行政自身がボランティアは危険なのでしばらく支援は差し控えてほしいというメッセージが流れた 石川県庁に登録しないとボランティアに入れず、行く手段がある程度整備されても行こうとする状況が生まれていない」

「学生は授業や就職活動が忙しい ボランティア文化を支援する風土が非常に衰えてきている ボランティアに行く人がいないというのも大きな問題」

室崎さんらは、クラウドファンディングを立ち上げて、夏休みなどに能登で活動する学生ボランティアの交通費や活動費などを支援する予定です。

対象は、石川、富山、新潟、福井県の学生ボランティア団体が中心で、必要に応じてそれ以外の地域の応募を募るということです。

最低500万円を集めることを目標としていて、1つのプロジェクトに対して最大20万円を支援します。

支援金は、クラウドファンディングのサイト、キャンプファイヤーで8月末まで募集していて、大学のボランティアセンターや学生ボランティア団体への支援金の受け付けは8月1日からスタートする予定です。