新関脇の大の里、大関取りの足固めとなる15日間に向け意気込み「この場所はすごく大事になってくる」

AI要約

大の里が新関脇に昇進し、大関昇進に向けて意気込みを語る。

能登半島地震の被災地への思いを述べる。

津幡町でのパレードや復興支援に意欲を示す。

新関脇の大の里、大関取りの足固めとなる15日間に向け意気込み「この場所はすごく大事になってくる」

 日本相撲協会は1日、大相撲名古屋場所(14日初日、ドルフィンズアリーナ、中日新聞社共催)の番付を発表し、夏場所で史上最速となる初土俵から7場所目で優勝した大の里(24)=石川県津幡町出身、二所ノ関=が、新関脇に昇進した。大の里は、愛知県安城市の二所ノ関部屋宿舎で会見し、大関取りの足固めとなる15日間に向けた意気込みと、この日で発生から半年となった能登半島地震の被災地への思いを語った。

 優勝した先場所は新小結で11勝。「三役で直近3場所計33勝」という大関昇進の目安へ、第一歩を踏み出した。「(大関取りは)三役に上がった特権でもある。この場所はすごく大事になってくる」と、新関脇の喜びもそこそこに表情を引き締めた。

 6月に金沢市で開かれた祝賀会に合わせ、避難所を慰問。7日には、故郷の津幡町でのパレードも予定されている。「一生懸命、頑張る姿を石川県の皆さんに見せるだけ。(名古屋場所を)たくさんの方がテレビで見てくれると思うので、喜んでもらえるように頑張りたい」。勝って、復興に向けたエネルギーを届けたい。