広瀬爽彩さんいじめ凍死問題で“黒塗り前”の文書がネット流出問題…遺族側がサイト運営者の刑事訴追を申し入れ　北海道旭川市

AI要約

旭川市でいじめを受けていた中学生が凍死し、第三者委員会の報告書が流出した問題で遺族側が運営者の刑事訴追を求める申し入れ書を提出。

流出文書は個人情報がマスキングされず公開され、非公開部分が明らかになっていたことが問題となった。

遺族側は文書の真偽不明な掲載で業務妨害を指摘し、市教委に削除要請などの対応を求めている。

　2021年、北海道旭川市でいじめを受けていた中学２年の女子生徒が凍死した問題をめぐり、第三者委員会がまとめた報告書とみられる文書がマスキングされないままインターネット上に流出したことを受け、遺族側の弁護団が27日、サイトの運営者の刑事訴追を求める申し入れ書を、旭川市教育委員会に提出しました。

　2021年、旭川市でいじめを受けていた広瀬爽彩さん（当時14歳）が凍死した問題の最終報告書は、遺族の意向などを受けて、個人情報などが黒塗りになって公表されています。

　ネットに流出した文書は、第三者委員会が公表に向けて修正する前段階のものとみられ、非公開の部分が黒塗りされていない状態で「いじめ撲滅」をうたうサイトに26日夜まで掲載されました。

　遺族側の弁護団によりますと、27日に弁護団として、サイトの運営者側の刑事訴追を求める申し入れ書を旭川市教育委員会に提出したということです。

　申し入れ書には、運営者側が真偽不明の文書をサイトに掲載したことで、市教委に削除要請などの対応を取らせ、業務を妨害した疑いもあると指摘しているということです。

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