公園内遊歩道で振り返るとクマ接近 男性まで5メートル以内とっさに顎を蹴り、クマは山林へ 島根県江津市

AI要約

男性がクマと遭遇し、危険を回避したエピソード。

市が立ち入り禁止を宣言し、対策を講じることを決定。

市民に対してクマに遭遇した場合の注意喚起。

公園内遊歩道で振り返るとクマ接近 男性まで5メートル以内とっさに顎を蹴り、クマは山林へ 島根県江津市

 29日午後5時50分ごろ、江津市浅利町の菰沢公園内の遊歩道を散歩中の男性が、体長1メートル超の成獣のクマ1頭と遭遇したと江津市に通報した。男性にけがはなかった。市は当面の間、同公園への立ち入りを禁止した。

 市が男性から聞いた話によると、男性は同日午前6時半ごろ、園内を散歩中に振り返るとクマが5メートル以内に接近。とっさにつま先でクマの顎を蹴ると、山林に立ち去ったという。

 現場は菰沢公園と同公園オートキャンプ場を結ぶ遊歩道の途中。当時、キャンプ場の利用者はいなかったという。

 市農林水産課の国沢精一課長は、捕獲を含めた対策を島根県と相談するとし「6月に入り目撃例が増えている。外出時の注意とともに、見つけたら市に速やかに通報してほしい」と呼びかけた。