いじめの流出報告書を削除要請へ 旭川市教委、掲載の市民団体に

AI要約

北海道旭川市で2021年、いじめを受けていた中学2年広瀬爽彩さんが凍死した問題を巡り、第三者委員会の報告書がインターネットに公開されたことで市教育委員会が対応した。

市教育委員会は文書の真偽を確認中であるが、遺族を傷つける可能性があるため、文書の公開を要請した。

黒塗りされていない文書が流出した可能性があるが、確証はないとしている。

 北海道旭川市で2021年、いじめを受けていた中学2年広瀬爽彩さん=当時(14)=が凍死した問題を巡り、第三者委員会が22年にまとめた調査報告書とみられる文書が、マスキング(黒塗り)されていない状態でインターネットに公開されたことを受け、市教育委員会は26日、文書を掲載した市民団体に削除を要請すると明らかにした。

 市教委によると、掲載された文書の真偽は確認中。ただ報告書とうたい掲載すること自体が遺族を傷つけると判断した。黒塗りされていない文書は紙と電子媒体で保存され、一部の市幹部が閲覧できる状態だったが、流出したという確証はないという。