【山口県】認定施設で検査を みちがみ病院院長が国際資格取得

AI要約

山口県光市光ケ丘のみちがみ病院の多久島康司院長が、超音波胎児エコーの国際資格を取得した。

胎児の健康をしっかり評価するための正確な検査が求められており、出生前検査への関心が高まっている。

同院はNIPTの実施施設として認証され、少子化の中で安心して子どもを産める環境作りが重要とされている。

【山口県】認定施設で検査を みちがみ病院院長が国際資格取得

 山口県光市光ケ丘のみちがみ病院の多久島康司院長が、超音波胎児エコーの国際資格を取得した。

 この資格は英国FMF(胎児医療財団)が認定し、正確に胎児を評価できることを証明するもの。

 近年、妊娠初期の超音波の検査で胎児の首の後ろのむくみ(NT)が、その後の異常と関連性があると分かってきている。胎児の体勢によって診断結果に差が出ないよう、より正確な検査が求められる。

 晩婚化や夫婦共働きによる高齢出産の増加に伴って、子どもが産まれる前に病気がないか調べる出生前検査への関心も高まっている。

 多久島院長は「情報量が多く、どうしたらよいか分からないと悩む妊婦も少なくない。当院ではまず出生前検査に対するカウンセリングをして、希望する方にだけ検査を実施しています」と話し、対話を重ねて妊婦に寄り添った診察を心がけているという。

 同院はNIPT(新型出生前診断)の実施施設として、日本医学会の出生前検査認定制度等運営委員会から認証された。認証施設は県内にJCHO徳山中央病院、山口県立総合医療センター、山口赤十字病院と同院の4施設のみ。

 少子化の現代。安心して子どもを産める環境作りが求められている。