リニア工事めぐりJR東海社長「早期に静岡県内も調査をしていきたい」

AI要約

JR東海の丹羽俊介社長は、リニア中央新幹線の工事をめぐり、静岡県内にも早期に調査を行いたいとの姿勢を示した。

静岡県は山梨県内での調査範囲を拡大する合意を発表し、JR東海も静岡県内の調査を早急に進めたい考え。

トンネル工事中断や工事再開時期についても言及し、開業時期への影響はないとの見解を示した。

リニア工事めぐりJR東海社長「早期に静岡県内も調査をしていきたい」

 JR東海の丹羽俊介社長は、25日の記者会見で、リニア中央新幹線の工事をめぐり、静岡県内についても早期に調査を行いたいとする姿勢を示しました。

 静岡県は18日、リニア中央新幹線の山梨県内での調査や工事について、静岡県との県境から300メートル以内の範囲でも行うことを山梨県とJR東海との3者で合意したと発表しました。

 JR東海の丹羽俊介社長は25日の会見で、この3者での合意について触れたうえで、静岡県内の調査についても早期に進めたいとする姿勢を示しました。

 JR東海 丹羽俊介社長「静岡県内の地質や湧水の状況を把握することが大井川の流域の関係者の安心につながると考えている。早期に県境を越えて静岡県内についてもボーリング調査をしていきたい」

一方、岐阜県瑞浪市で、複数の井戸で水位低下が確認されたことからトンネル工事が中断していることについても言及し、工事再開のめどはたっていないとしながらも、開業時期には影響がないとする見解を改めて示しました。