鞆未来トンネル、28日貫通予定 広島県発表 掘削開始から1年半

AI要約

広島県は山側トンネル「鞆未来トンネル」の28日の貫通予定を発表した。トンネルは鞆町中心部の渋滞緩和を目的とし、完成後は県道の一部となる。

トンネル建設は、1983年の鞆港埋め立て・架橋計画撤回後に進められ、今後トンネル内部の舗装や照明などの工事を行い、本年度中に完成を目指す。

鞆港計画の撤回を受け、県は新たなまちづくり計画を策定し、住民の賛否を取り入れながら進めている。

鞆未来トンネル、28日貫通予定 広島県発表 掘削開始から1年半

 広島県は25日、福山市鞆町の鞆港埋め立て・架橋計画の廃止に伴う山側トンネル「鞆未来トンネル」の貫通を28日に予定していると発表した。2022年12月の掘削開始から1年半での貫通となる。今後はトンネル内部の舗装や照明などの関連工事を進め、本年度中の完成を目指す。

 全長約2・1キロのトンネルは鞆町中心部の渋滞緩和が目的。1983年に浮上した鞆港の埋め立て・架橋計画は景観などを巡って住民の賛否が割れ、湯崎英彦知事が12年に撤回を表明した。県はトンネルを柱とした新たな計画をまとめ、同町のまちづくりを進めている。トンネルは完成後、片側1車線の県道の一部となる。