ヨルダン駐日大使ら茶会楽しむ 下諏訪宿本陣岩波家 長野県下諏訪町

AI要約

長野県下諏訪町の下諏訪宿本陣岩波家で行われた「明治天皇御小休記念茶会」には、ヨルダンのリーナ・アンナーブ駐日大使など約10人が出席し、明治天皇が訪れた庭園を眺めながら茶懐石温石と抹茶を楽しんだ。

茶懐石温石は、京都大学医学部OBを中心とした茶道愛好グループ「茶和会」がプロデュース。岩波家の庭園で贅沢な料理が提供された。

リーナ大使は2回目の訪問で、日本との友好観光を促進するために訪れた。抹茶は名水で点てられ、岩波家当主のお点前も披露された。

ヨルダン駐日大使ら茶会楽しむ 下諏訪宿本陣岩波家 長野県下諏訪町

長野県下諏訪町の下諏訪宿本陣岩波家は24日、「明治天皇御小休記念茶会」を同本陣で行った。ヨルダンのリーナ・アンナーブ駐日大使や金子ゆかり諏訪市長、宮坂徹下諏訪町長、佐久秀幸諏訪観光協会長ら約10人が出席。明治天皇が巡幸の際、御小休所となった本陣の庭園を眺めながら、茶懐石温石を食べ、抹茶を楽しんだ。

明治天皇は1880(明治13)年6月24日に同本陣を訪れており、これを記念して初めて茶会を開いた。茶懐石温石は京都大学医学部OBを中心とした茶道愛好グループ「茶和会」がプロデュース。和田峠の黒曜石湧き水を使い、贅を尽くした料理を用意した。

リーナ大使は同国の元観光遺跡大臣で、2021年に中山道の観光の可能性を探ろうと同本陣を訪れており、今回は2回目の訪問。日本との友好観光のために訪れた。抹茶の濃茶は聖徳太子ゆかりで最上級の京銘茶を”奇跡の水”と言われる貴船神社(京都市)の名水で点て、薄茶は岩波家第28代目当主の岩波尚宏さんがお点前を披露した。

岩波当主は「さまざまな人におもてなしの心を体験してほしかった。今後も毎年、記念茶会を開いていきたい」と話した。