プールの水流出、芦城小損害300万円 バルブ開けたまま

AI要約

小松市教委が芦城小で25メートルプールに水をためる際のミスにより、水道代約300万円の損害が発生した。

25杯分の水が誤って流出し、再発防止策が検討されることが明らかになった。

過去にも同校で同様の問題が発生しており、管理マニュアルの徹底が求められている。

プールの水流出、芦城小損害300万円 バルブ開けたまま

 小松市教委は18日、同市芦城小で25メートルプールに水をためる際にミスがあり、水道代約300万円の損害が生じたと発表した。元栓と給水口の間にある排水用のバルブ2カ所を開けたまま給水し、推定で約25杯分(8099立方メートル)が流出した。市教委は再発防止策や処分を検討する。

 市教委によると、同校ではプール開きに向け5月29日に給水を開始。今月11日に水道使用量の定期検針を行った際、数値が大幅に増えていたことから判明した。市教委は使用水量を毎日チェックするよう各小中学校へ通達しており、同校では給水は複数の教員が担当していたという。

 芦城小では2010年にもバルブの開きすぎで水道使用量が増えるミスがあった。同校の向出裕幸校長は「大変なことと重く受け止め、申し訳ない気持ちでいっぱいだ」と述べた。山本民夫教育長は、各校に使用水量の確認と管理マニュアル徹底を周知したとした。