「増収増益」3年ぶりに増加 県内企業の今年度の業績見通し【長野】

AI要約

県内の企業による今年度の業績見通し調査結果が明らかになり、増収増益を見込む企業が3年ぶりに増加したことが分かった。

調査では、増収増益を見込む企業の割合が前年比で上昇し、業績の上振れと下振れが二極化していることが分かった。

上振れの要因としては個人消費の回復や所得の増加が挙げられる一方、下振れの要因には人手不足の深刻化や原油・素材価格の動向などが挙げられた。

「増収増益」3年ぶりに増加 県内企業の今年度の業績見通し【長野】

今年度の業績について「増収増益」と見込む県内の企業が、3年ぶりに増加したことが分かりました。

調査は、帝国データバンクが3月に県内の企業を対象に実施しました。今年度の業績について「増収増益」を見込んでいる企業は、

26.7%と前の年の同じ時期と比べて3.4ポイント上昇し、3年ぶりに増加しました。一方、「減収減益」を見込む企業は21.3%で、業績の上振れと下振れが二極化する傾向が浮き彫りとなりました。上振れの要因として最も多かったのが「個人消費の回復」、次いで「所得の増加」だったのに対し、下振れの要因は回答が多かった順に「人手不足の深刻化」「原油・素材価格の動向」「2024年問題」などとなりました。