幾重にも重なる黄色い花 沖縄方言ではユーナの呼び名も オオハマボウが国道沿いを彩る 沖縄・名護市

AI要約

名護市内でオオハマボウの黄色い花が咲き始めている。自生地では枝先に多数の花が付き、オレンジ色に変わる特徴がある。

かつては葉をトイレットペーパー代わりにしたり、子供たちは木剣を作って遊んだ。方言ではユーナやユナと呼ばれることも。

地域で重要な植物だったオオハマボウは、多目的に利用されてきた歴史がある。

幾重にも重なる黄色い花 沖縄方言ではユーナの呼び名も オオハマボウが国道沿いを彩る 沖縄・名護市

 【名護】名護市内で、鮮やかな黄色い花を咲かせるオオハマボウ(アオイ科)が開花し始めている=写真。汀間や瀬嵩の国道331号沿いで自生し、樹高およそ3~6メートルの枝先に多数の花が付いている。

 花は散る間際にオレンジ色になるのが特徴。地域によっては方言名のユーナやユナと呼ぶ。かつて葉はトイレットペーパーの代わりや田んぼの緑肥に利用。子どもたちは太い枝の周囲に切り込みを付けるなどして木剣を作り、チャンバラ遊びを楽しんだ。(玉城学通信員)