福島駅東西、回遊性強化へ 市とJR東日本、社会実験

AI要約

福島市は、JR福島駅東口と西口の回遊性向上のため、駅2階のコンコースを活用した社会実験を行う予定。

実験では通路の利用や市民の考え方を調査し、東西地下自由通路に関する意見や課題も把握する。

新たな自由通路構想もあるが、建設には時間がかかるため、まずは実験を開始し回遊性を向上させることが重要としている。

 福島市は、JR福島駅東口と西口の回遊性を高めるため、駅2階のコンコースを活用した社会実験に乗り出す。市はすでにJR東日本と実現に向けた協議を進めており、今後取り組みを本格化させる予定だ。

 社会実験では、人の往来の調査や無料通信アプリ「LINE(ライン)」を活用したアンケートなどを実施し、通路の使い方や市民の考え方を調査したい考え。開始時期などは未定だが、木幡浩市長は「ぜひ実現させ、駅東西の回遊性を強化していきたい」と語った。

 市によると、東西地下自由通路を巡っては市民から「道幅が狭い」「夜通るのが怖い」などの意見が寄せられていたという。また、県外から来た人には自由通路の場所が分かりづらいという課題もある。

 新たな東西自由通路の構想もあるが、建て替えなどが必要となり、実現には一定の時間がかかるため、市の担当者は「できるだけ早く(社会実験を)開始したい」と語った。

 13日の6月議会一般質問で示した。