“ジェンダーレス制服”導入で新デザインお披露目 壬生中生徒が手作りファッションショー

AI要約

壬生町の中学校が性別に関係なく選べる「ジェンダーレス」な制服を導入し、ファッションショーが開かれました。

地域全体で制服の改善を行い、未来の中学生を考えた新しい制服がデザインされました。

壬生町のもう一校もジェンダーレスの新しい制服導入が予定されています。

性的マイノリティーの児童や生徒への配慮が求められる中、性別にかかわらず選べる「ジェンダーレス」な制服を来年度導入する壬生町の中学校で12日、お披露目のファッションショーが開かれました。

性別に関係なく自由に着られるジェンダーレスの制服を新たにデザインしたのは壬生町の壬生中学校です。2年前に学校の校則を見直す過程で行った生徒や保護者を対象としたアンケートでSDGsの理念や多様性への配慮という観点などから「制服の改善が必要」との意見が8割に上り地域を巻き込んだ新しい制服づくりがスタート。未来の中学生に向けてさまざまな人のたくさんの想いが詰まった新しい制服は濃紺のブレザースタイルでネクタイやリボンは栃木をイメージした若草色やイチゴの赤が取り入れられました。エンブレムのデザインは「未来へはばたく壬生中」がイメージされ公募した40のデザインの中から選ばれたということです。壬生中では2年前からすでに女子用のスラックスが導入されていて、12日は女子生徒による新たなパンツスタイルや夏用のポロシャツスタイルも披露されました。新しい制服は次の新一年生から着用されるということです。壬生町では町内にある残るもう一校の南犬飼中学校でも来年度からジェンダーレスの新しい制服が導入されるということです。