夫婦そろって100歳 福島県矢祭町の菊地義男さん・とみさん 「みんなが祝ってくれるのはありがたい」

AI要約

福島県矢祭町の菊地義男さん・とみさん夫婦が共に100歳を迎えた。夫婦そろって100歳以上の珍しいケースであり、義男さんは農業を主にしており、結婚70年目のプラチナ婚を迎えている。

好き嫌いなく何でも食べることと栄養ドリンクの摂取を続けることで長寿を保っており、デイサービスに通いながら自宅で暮らしている。知事賀寿の贈呈式が行われ、義男さんは祝福を受けている。

とみさんに対する贈呈式には親族や地元の関係者が参加し、義男さんは祝福を受けたことに感謝している。

夫婦そろって100歳 福島県矢祭町の菊地義男さん・とみさん 「みんなが祝ってくれるのはありがたい」

 福島県矢祭町の菊地義男さん・とみさんは夫婦そろって100歳となった。とみさんが11日に誕生日を迎え、3月21日に100歳となった義男さんと共に祝福を受けた。県によると、100歳以上の高齢者は2023(令和5)年9月1日現在で県内に1624人いるが、夫婦そろっての100歳は珍しいという。

 1924(大正13)年に義男さんは矢祭町、とみさんは茨城県大子町で生まれた。30歳で結婚し、今年で結婚70年の「プラチナ婚」になる。義男さんは主に農業に従事し、子ども4人に恵まれた。孫は3人、ひ孫も3人いる。

 2人とも自宅で生活しており、デイサービスに行くのを楽しみにしている。長寿の秘訣(ひけつ)は好き嫌いなく何でも食べることで、3年ほど前から毎日栄養ドリンクを飲んでいるという。

 とみさんに対する知事賀寿の贈呈式が11日、自宅で行われた。親族が見守る中、伊藤理県県南保健福祉事務所長がとみさんに知事賀寿と記念品を手渡した。佐川正一郎町長、佐藤忠男町高齢者クラブ連合会長が同席した。贈呈式終了後、義男さんは「みんなが祝ってくれるのはありがたい」と語った。