あす10日、終日スト 辺野古工事のダンプ運転手 賃上げ巡り 沖縄

AI要約

米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設工事に関して、ダンプ運転手組合が賃金上げを求めて団体交渉をし、合意できる回答が得られなかったため、ストライキを実施することを決定した。

運転手12人で結成された「うまんちゅユニオン司支部」は、時給1200円の過少労務単価に対し、時給1650円への引き上げを交渉していた。

組合側は、条件付きの上乗せ回答に応じず、10日にストライキを行う予定である。

 米軍普天間飛行場の移設に伴う名護市辺野古の新基地建設工事に関して、土砂運搬を担うダンプ運転手でつくる組合は8日、会社と賃金上げを求める3回目の団体交渉をした。組合側は合意できる回答が得られなかったとして、10日は終日ストライキを打つことを決めた。

 運転手12人で1月に「うまんちゅユニオン司支部」を結成。土砂運搬が国からの受注工事であるにもかかわらず、国交省の労務単価を大幅に下回る、時給1200円にとどまっているとして、基本賃金を時給1650円、日額1万3200円に引き上げるよう交渉していた。

 司支部を指導する、うまんちゅユニオンによると、上乗せするとの回答はあったものの、3カ月後に見直しの協議をするなど条件付きだったという。組合は「検討に値しない」として応じなかった。

 組合は10日は午前9時からストライキ集会を開き、午後からは再び団体交渉を行う予定。