名護・田井等に「みちこ女性クリニック」 移住4年で開業

AI要約

レディースクリニック「みちこ女性クリニック」が名護市に開院した。院長は和田美智子さんで、地域の産婦人科医不足解消を目指す。

クリニックは診察室や処置室、施術室、検査室を備え、子宮がん検診や不妊治療などの診療を行う。オンライン診療も導入予定。

和田院長は名護の住みやすさを実感し、地域に貢献したいと述べた。営業時間は平日10時~13時、15時~18時。

名護・田井等に「みちこ女性クリニック」 移住4年で開業

 レディースクリニック「みちこ女性クリニック」(名護市田井等、TEL 0980-43-8770)が6月1日、開院した。(やんばる経済新聞)

 静岡県清水市出身で京都大学を卒業した和田美智子さんが開いた同院。京都府内や和歌山県内の総合病院での勤務を経て、2020年春に名護市に移住。昨年9月末までは、「美ら海ハシイ産婦人科」(大北)で副院長を務めてきた。

 開院のきっかけについて、和田さんは「北部地域には産婦人科院が少なく、患者が受診したいときに病院側がすぐに対応できず、受診までの待ち時間の長さが深刻で受診を諦める人がいることがいる状況を見てきた。地域の産婦人科医の高齢化もあり、地域課題の解消になればと開業を決めた」と話す。

 院内には、診察室やリクライニングチェア3台を設ける処置室、施術室、検査室などを備える。診療内容は、子宮がん検診や子宮頸(けい)がんワクチン接種、月経困難、出生前検査や不妊治療、更年期症候群など。再受診の患者を対象にオンライン診療も予定する。

 和田さんは「4年間名護で働き、人の温かみのある住みよい街だと感じている。人口が増えている街なので、病院が1つ増えることで地域の人が楽になれば」と話す。

 営業時間は、10時~13時、15時~18時。火曜、土曜・日曜午後、祝日定休。