会社経営の保護司殺害事件 近くに住む保護観察中の35歳の男を殺人容疑で逮捕 滋賀・大津市

AI要約

保護司の男性が刃物で刺され殺害された事件で、警察が保護観察中の男を逮捕。

殺害された男性の遺体は10か所以上の刃物傷があり、抵抗した形跡もあった。

犯人は過去にコンビニ強盗の罪で有罪判決を受け、保護観察中だった。

会社経営の保護司殺害事件 近くに住む保護観察中の35歳の男を殺人容疑で逮捕 滋賀・大津市

 滋賀県大津市の住宅で、この家に住む会社経営者で保護司の男性が、刃物で刺され殺害された事件で、警察は8日、近くに住む保護観察中の男を殺人の疑いで逮捕しました。

 殺人の疑いで逮捕されたのは、無職の飯塚紘平容疑者(35)です。

 警察によりますと、5月26日、滋賀県大津市仰木の里東の住宅で、この家に住むレストラン経営者の新庄博志さん(60)が血を流して死亡しているのを親族の女性が見つけました。発見時、玄関のドアは無施錠だったということです。

 司法解剖の結果、新庄さんの上半身には刃物による傷が10か所以上あり、抵抗した際にできる傷もあったということです。死因は、出血性ショックで、24日の夜ごろに死亡したとみられています。

 捜査関係者によりますと、新庄さんの遺体が見つかった2日後に、飯塚容疑者は、現場近くの路上でナイフを1本持っていたとして、現行犯逮捕されていて、警察が新庄さんの殺害と関連があるか調べていました。

 また飯塚容疑者は、5年前にコンビニ強盗の罪で執行猶予付きの有罪判決を受け、現在は保護観察中でした。

 関係者によりますと、亡くなった新庄さんは保護観察中の人の更生支援などを行う保護司として長年活動していたということで、警察は2人の関係などについて詳しく調べています。