1~3月の外国人宿泊者数 新型コロナ前を上回る 台湾などけん引 岡山

AI要約

外国人の岡山県への宿泊数が前年を上回って大幅に増加していることが明らかになった。

台湾からの観光客が最も多く、台湾との定期便が再開された影響で増加傾向にある一方、中国からの宿泊者は依然として回復していない。

シンガポール、タイ、マレーシアなどからの宿泊者数も増加しており、多様な国・地域からの観光客が訪れている。

1~3月の外国人宿泊者数 新型コロナ前を上回る 台湾などけん引 岡山

 岡山県観光課は6日、観光庁が公表した「宿泊旅行統計調査」をもとに、県内を訪れた外国人の宿泊状況についてまとめました。

 2024年1月から3月までの外国人延べ宿泊者数(速報値)は10万4740人(前年同期+159.2%)と大きく回復しました。新型コロナ前の2019年の同時期と比べても10.9%増となっています。

 国・地域別では、台湾(3万5330人)が最も多く、2番目に多い中国(1万2120人)の約3倍になっています。岡山空港と台北を結ぶ定期便は2023年3月に週4往復で再開し、5月からデイリー運航しています。その効果もあり、新型コロナ前と比べても+26.3%と増えています。

 一方、中国は-24.3%で、新型コロナ前の水準に回復していません。

 新型コロナ前と比べて最も増えているのは、シンガポール(1580人、+122.5%)で、次いでタイ(1820人、+114.1%)、マレーシア(730人、+82.5%)などとなっています。