コミュニケーション「自分の主張より、よく聞き見ること」演劇でコミュ力向上 岐阜・東濃高生が学ぶ

AI要約

演劇表現を通じて、他者とのコミュニケーションの重要性を学ぶワークショップが岐阜県御嵩町御嵩の東濃高校で開催された。

生徒たちは西川信廣さんから演劇を通じたコミュニケーションスキルを学び、目線や言葉の重要性に気づいた。

演劇を通じた学びを社会生活に活かしたいという生徒の意欲も高まった。

コミュニケーション「自分の主張より、よく聞き見ること」演劇でコミュ力向上 岐阜・東濃高生が学ぶ

 演劇表現を通じて、他者とのコミュニケーションの取り方を考えるワークショップが5日、岐阜県御嵩町御嵩の東濃高校で行われた。劇団文学座(東京都)の演出家西川信廣さんが、演劇の訓練でも行うゲームを交えながら、コミュニケーションを円滑にするために必要なスキルを説いた。

 同校では、生徒の自己表現力やコミュニケーション能力を高める目的で、2012年から文学座の演出家、俳優を講師に迎えた演劇表現ワークショップを取り入れている。入学から日が浅い1年生113人を対象に6月、10月、12月と3回のワークショップを行う。

 西川さんは初回のこの日、やり直しのきかない舞台上での演劇で、役者同士が取るコミュニケーションの大切さを生徒たちに伝えた。実際に縄がない状態で、想像しながら複数人で大縄跳びをするワークショップでは、西川さんが「一緒に飛んでいるように見せるためには、周りをよく見ていないとテンポが合わない。コミュニケーションを取るために大切なのは、自分の主張よりも、相手の言葉を聞き、何を考えているかとよく見ること」とアドバイスした。

 生徒たちは「言葉だけでなく目線も重要だと分かった」「学んだことをこれからの社会との関わりで役立てたい」などと話した。