県総体 ウエイトリフティング 嘉手納高3年・石川が145キロをあげライバル山城(沖工高)下す【全力部活】

AI要約

男子ウエイトリフティングの県高校総体で激しい競争が繰り広げられた。全国レベルの戦いが展開され、沖縄の選手たちが躍動した。

嘉手納高校の石川太陽と沖縄工業の山城慎太郎が激しいライバル対決を繰り広げ、石川が勝利を手にした。両選手は今後もさらなる飛躍を目指している。

さらに、若手選手たちも存在感を発揮し、本部高校の比嘉功や天久星七が注目を集めた。

県総体 ウエイトリフティング 嘉手納高3年・石川が145キロをあげライバル山城(沖工高)下す【全力部活】

県高校総体。沖縄のお家芸ウエイトリフティングは今年も全国レベルの戦いが繰り広げられた。

男子102キロ級は3月の全国高校選抜を制した嘉手納高3年の石川太陽が登場。大会3日前に腰を痛めたが、スナッチは3回目で114キロに成功し、トップに立つ。しかし、そこに立ちはだかったのは、全国高校選抜3位、沖縄工業3年の山城慎太郎。

▽山城慎太郎(沖縄工業高3年)

「太陽をずっとライバル視していて、最後やっと勝つチャンスが巡ってきた」

2回目で石川を上回る143キロに成功すると。

石川は3回目、確実に成功させることをめざし145キロを申告。確実に成功してみせた。

▽石川太陽(嘉手納高3年)

「6本とる(成功させる)ことを頭に入れて。自分は(監督に)言われた重量をすればいいと思っていたので」

スナッチで2キロ負けていた山城は、逆転を目指して148キロを申告。自己ベストを 2キロ上回る重量だった。

148キロを差し上げるも、失敗。ライバル対決は石川に軍配が上がった。全国総体でも上位争いが期待される2人は、さらなる飛躍を誓う。

▽山城慎太郎(沖縄工業高3年)

「全国では太陽にプレッシャー与えられるよう頑張っていきたい」

▽石川太陽(嘉手納高3年)

「日本一は通過点だと思っているので絶対取って、6本成功の自己新で日本一を取りたい」

■1年生も存在感を発揮

去年の全国中学生選手権を3連覇した高校1年生たちも存在感を発揮。67キロ級は、本部高1年の比嘉功。大会新記録で優勝をさらった。

▽比嘉功(本部高1年)

「高校では全中と同じように高校インターハイで3連覇目指して中学高校と6連覇できるようにしていきたい」

55キロ級は本部1年天久星七。2023年、14歳にして17歳以下の世界ユース5位入賞を果たした逸材は、大会3日前に足を捻挫するアクシデントに見舞われ、全国総体出場に必要な最低限の重量に留めるも、優勝を果たした。

▽天久星七(本部高1年)

「しっかり足の怪我を治して、全国インターハイとか大きい大会でも日本高校新記録や自分の目標をひとつずつ越えられるように頑張っていきたいです」

(全力部活取材班)