【山口県高校総体】バスケット女子下松、悲願の初優勝

AI要約

山口県高校総体が開催され、16競技が実施された。バスケットボールでは宇部工が17年ぶりに優勝し、下松が初優勝を果たした。

卓球やテニスなど様々な競技で団体戦が行われ、各校が栄冠を手にした。また、サッカーやバレーボールでも激しい戦いが繰り広げられた。

下松の快挙を主将たちのリーダーシップが導き、チームは全国大会への道を歩んでいる。

【山口県高校総体】バスケット女子下松、悲願の初優勝

 山口県高校総体(県高体連、山口新聞社など主催)は2日、山口市の維新百年記念公園テニス場などで16競技があり、バスケットボールは男子の宇部工が17年ぶり9回目、女子の下松が初優勝を果たした。

 卓球団体は男子の野田学園が15連覇、女子は岩国商が2連覇を達成した。テニスは男女の団体戦があり、女子は野田学園が15連覇、男子は誠英が2年ぶりの頂点に立った。剣道は団体があり、男子は西京、女子は桜ケ丘が栄冠をつかんだ。

 サッカー女子は高川学園が8―0で熊毛南に勝って優勝した。サッカー男子は準々決勝があり、聖光、早鞆、高川学園、宇部鴻城が4強入りを決めた。

 バレーボールは男女の準々決勝までがあり、男子は高川学園、南陽工、防府商工、宇部商、女子は誠英、高川学園、宇部商、山口鴻城がベスト4に名乗りを上げた。

 下松が悲願の初優勝を果たし、バスケットボール女子に新たな歴史を刻んだ。選手をけん引した金子佳乃主将は「みんなで勝てた試合。最高です」と両目に涙をあふれさせた。

 「守って走って点を取ることを徹底した」という言葉通り、出だしから勢いがあった。第1クオーター(Q)終了時点で徳山商工に8点差をつけ、リードを譲らないまま後半へ。第3Qに20点取られ逆転されるも、「気持ちで勝つ」と走り続け、再逆転し勝利をつかんだ。

 もう1人の主将として、部員をまとめ、練習での声かけやメンタル面などをケアする山田千紗主将は「みんなが自信を持って、諦めずに自分のやるべきことをできた」と振り返る。次の目標は「インターハイでまずは1勝。全員で笑顔で楽しみたい」。2人の主将の笑顔がチームを全国へ導いた。