漫湖公園に「スタバ」が! 那覇市、民間資金活用し整備 アーバンスポーツ施設も 沖縄

AI要約

那覇市は、漫湖公園の整備や利便性向上を図るため、パークPFIの事業者にオーエスディー共同企業体を選定した。

漫湖公園ではスターバックスのカフェや遊具広場、アーバンスポーツ施設などが計画されており、2025年度に利用開始予定。

市は民間資金を活用し、公園管理費に活用するなど、公園全体の管理を行う取り組みを積極的に進めている。

漫湖公園に「スタバ」が! 那覇市、民間資金活用し整備 アーバンスポーツ施設も 沖縄

 那覇市はこのほど、民間資金を活用して漫湖公園の整備や利便性向上を図るパークPFI(公募設置管理制度)の事業者に、オーエスディー共同企業体(JV)を選定した。JVはオーエスディーとスターバックスコーヒージャパンで構成されており、同公園にスターバックスのカフェが設置される予定。

 オーエスディーのホームページによると、現段階でオープンカフェの設置や遊具広場、アーバンスポーツ施設、くじら広場、駐車場を拡充する計画だ。

 市公園管理課によると、パークPFIは民間資金で商業施設を建設し、収益で施設全体を管理する制度。漫湖公園では、JV側が市から敷地約200平方メートルを借り受けて整備する。今後、市とJV側で基本協定を締結した後に工事を実施し、2025年度に利用開始となる予定。

 漫湖公園鏡原側パークPFI事業公募設置等指針によると、借地料の最低額は月額で1平方メートルあたり510円。市が得る年間借地料は120万円以上になる見込みで、市内の公園管理費に活用するという。市は新都心公園でもパークPFI事業を進めている。

 事業を進めるにあたり、市は2018年に市内に176カ所ある公園の活用について民間企業に聞き取り調査を実施。敷地が広い総合公園など約36カ所のうち、運動施設が整備されて人が集まりやすい漫湖公園と新都心公園で事業展開を希望する意見があったという。