シンボル「風越山」を撮ろう 一斉にカメラ向けパシャリ【長野県飯田市】

AI要約

写真の日の1日、長野県飯田市のシンボル「風越山」を撮影する恒例企画が開催された。

風越山の撮影を通してふるさとへの思いを伝える取り組みで、今年で23回目となる。

撮影された作品は展示され、応募者や来場者から高い評価を得ている。

シンボル「風越山」を撮ろう  一斉にカメラ向けパシャリ【長野県飯田市】

 写真の日の1日、長野県飯田市のシンボル「風越山」(標高1535メートル)を撮影する恒例企画「風越山を撮ろう!」があった。定刻の午前11時11分には、多くの参加者が思い思いの場所でシャッターを切った。

 風越山の撮影を通してふるさとへの思いを伝えようと、写真の日に合わせて毎年6月1日に実施している。写真愛好家らでつくる実行委員会が主催し、今回で23回を数える。2002年の第1回から、撮影された全てのデータを同研究所へ寄贈しており、これまでの合計は5417点に上る。

 喬木村の伊久間縄文の丘フルーツパークでは、羽生章実行委員長(66)が撮影に臨んだ。定刻には、それまで山頂付近にかかっていた雲が晴れて撮影好機に。時間の目安として実行委が近くの虚空蔵山山頂で掲げる縦4メートル×横3メートルほどの白い旗も確認された。

 同所には同じように風越山へカメラを向ける人たちが数人おり、羽生実行委員長は「多くの方のおかげで続けられている」と感謝していた。応募作品を並べて7月25~30日に飯田市小伝馬町の県飯田創造館で開く作品展について、「年に一度、家族や風景と一緒に撮った特別な写真が並ぶ」と来場を呼び掛けていた。