人文・社会・自然科学分野の若手研究者を助成 「村尾育英会」が学術賞候補の研究募集

AI要約

兵庫県出身者や県内で学ぶ大学生、研究者の学術活動を支援する村尾育英会が第42回学術賞の候補研究を募集中。

若手研究者には10万円、学術奨励賞には5万円が贈られ、締め切りは9月25日。

過去の受賞者や目的、応募条件について詳細が紹介されている。

人文・社会・自然科学分野の若手研究者を助成 「村尾育英会」が学術賞候補の研究募集

兵庫県出身者や県内で学ぶ大学生、研究者の学術活動を支援する一般財団法人「村尾育英会」(村尾憲一郎代表理事理事長、神戸市中央区)は、若手研究者の業績を顕彰・助成する「第42回村尾育英会学術賞」の候補となる研究を募集している。学術賞に100万円、学術奨励賞に50万円が贈られる。締め切りは9月25日(事務局必着)。

村尾育英会は、神戸港の振興に尽くした港湾運送大手「上組(かみぐみ)」元会長、故村尾市松氏の信念である「若者に夢を与え、豊かな人間性を養うことが次代の原動力になる」に基づき、昭和47年8月に設立された。

県内出身の大学生ら千人以上に返済不要の奨学金を支給しており、58年に若手研究者を対象にした学術賞を創設。これまで学術賞30件、学術奨励賞54件が表彰された。昨年は、「『心のリズム』に関する心理学的研究」で神戸大大学院教授の野口泰基さん(45)が学術賞を受賞している。

賞の対象となるのは、おおむね45歳までの研究者。人文・社会・自然科学分野において、神戸や兵庫にゆかりのある研究か、県内の研究機関に所属する人の研究が対象となる。学識経験者で構成する選考委員会を経て、来年2月上旬に学術賞、学術奨励賞受賞者を発表。3月8日に表彰を行う予定で、受賞者は要出席。