奈良・当麻寺、吽形像を解体修理のため搬出

AI要約

当麻寺(奈良県葛城市)の仁王門に立つ仁王像のうち、吽形(うんぎょう)像が解体修理のため搬出された。

吽形像は江戸時代作のヒノキ材で葛城市の有形文化財として指定されており、2年をかけてクリーニングや補修が行われる。

費用は全体で約1800万円を見込み、修理作業は令和3~7年度にわたって行われる。

奈良・当麻寺、吽形像を解体修理のため搬出

当麻寺(奈良県葛城市)の仁王門に立つ仁王像のうち、吽形(うんぎょう)像が27日、解体修理のため、なら歴史芸術文化村(天理市)に搬出された。2年をかけてクリーニングや欠損部分の補修などが行われる。

葛城市の有形文化財(彫刻)に指定されている江戸時代作のヒノキ材の像で、高さ約3・4メートル。経年劣化が進み、対となる阿形(あぎょう)像とともに令和3~7年度の5カ年で修理が行われている。費用は全体で約1800万円を見込む。

吽形像は、一足早く修理を終えて搬入された阿形像と入れ替わりで搬出。前日までに頭部や腕が取り外され、この日は布で覆った胴体部分を機材でつり上げて人力で仁王門から運び出した。