パーンと張った前ももの原因は「膝」?【膝の反りすぎ対策】前ももほっそりストレッチ

AI要約

膝の正しい位置と反張膝のデメリットについて

反張膝を改善するための方法と前ももほっそりストレッチのやり方

正しい姿勢とトレーニングを通じて膝の反りすぎを対策する

パーンと張った前ももの原因は「膝」?【膝の反りすぎ対策】前ももほっそりストレッチ

膝が反ってしまうくらい膝を伸ばして立っていませんか?この姿勢は前ももやふくらはぎへの負担が大きく、脚が太くなる原因とも言われています。そこで今回は膝の剃り過ぎ対策にもなる前ももストレッチをご紹介します。

■膝の正しい位置

前提として、膝はきちんと伸びるべき関節です。膝が伸びるというのは立った姿勢の時、スネの骨の上に太ももの骨がまっすぐ乗っている状態を指します。

膝は不安定な構造をしていますが、ある状態の時には膝が安定します。それは、膝を前後から支える前十字靭帯・後十字靭帯・内側側副靭帯・外側側副靭帯という4本の強い靭帯が張っている時、つまり、膝が伸びている時です。

しかし、膝を伸ばそうとして関節が曲がる方向とは逆方向に反る形になって立っている人も多くいます。膝が過剰に伸ばされている状態を反張膝(はんちょうしつ)と言います。

■反張膝のデメリット

膝は体重が非常にかかりやすい関節なため、反張膝になると前ももにかなりの負担がかかり、バランスを取ろうとしてふくらはぎも張っていくので脚がどんどん太くなってしまうのです。

また、見た目の問題だけではなく適切な位置からずれて不安定になった膝を頑張って支えようとする筋肉のバランスが崩れることで膝の違和感を招き、悪化すると痛みを招くリスクもあります。さらに、お腹の力が抜けて腰も反りすぎてしまうため、反張膝の人は反り腰になっているパターンが多いです。

■反張膝を改善するには

前ももをすっきりさせるためには反張膝にならないように立つことを心がけ、すでに反張膝の状態で立っている人は対策が必要ですが、有効なのは前もものストレッチにお尻とお腹のトレーニングを合わせること。負担が増えた前ももをしっかり伸ばし、お尻とお腹を使いながら腰が過剰に反った状態から通常に戻すために骨盤を後傾にする動きを入れます。

そして、普段の立ち姿勢で膝を後ろに押し出さないよう気をつけて、膝の力はあまり入れずにお腹を上に引き上げるように心がけてみてください。

■膝の反りすぎ対策にも!前ももほっそりストレッチ

今回ご紹介するストレッチでは、腰を反らないことに注力することでお尻とお腹も効率的に鍛えることができます。

<やり方>

1)正座の姿勢から両手をお尻の後ろにつき、指先は外側に向ける。右膝を立てて、右足は左膝の横にセットする

2)息を吐きながらお尻を持ち上げる。この時に腰を軽く丸めてお腹を引き上げ、骨盤を後傾させる

3)この動作を繰り返し、反対側も同様に行う

ライター/高山ゆかり(ヨガ講師)