君島十和子さん流・疲労ケア「必要なのは “根性” じゃなく、少し視点を変えること」

AI要約

君島十和子さんは疲労に悩んでいたが、自分を責めることから抜け出し、疲労ケアに取り組むことで心と体の軽さを感じるようになった。

彼女の疲労ケア法は睡眠の質を上げることと体を温めることに重点を置いており、それが自身の健康維持につながっている。

また、物や時間の断捨離を行うことで、ストレスを軽減し自分の許容量を大切にしている。

君島十和子さん流・疲労ケア「必要なのは “根性” じゃなく、少し視点を変えること」

「疲れが抜けない、なかなか取れない・・・クリニックへ行くほどではないのだけれど」という人、あなただけではありません。いつもまぶしいほどに輝いている君島十和子さんも実はそうだったとか。

肌や容姿の美しさだけじゃない。君島十和子さんの本当の魅力は、あふれる優しさと、まじめでコツコツと努力するまっすぐな性格だ。まじめさゆえ、グラン世代が抱える「アンニュイ疲労」に対して、皆と同じように悩み、同じように葛藤していたのだそう。

「48歳ぐらいからですかね、ジワジワとですが、疲れが取れなくなって、やる気が出ないときが…。そういうときに “きっと私が怠けているんだ” “私が何かいけないからこうなるんだ” と、ひどく自分を責めて、2年間ぐらいモヤモヤしていました。でもあるときに、回復も修復能力も落ちているのだから、疲れがたまるのは当たり前だと気がついたのです。仕事や家事、家族のことなど、何かと “責任” があり、やることが多いのがグラン世代。乗り越えるためには、“疲れを放っておいても取れない” “自分は疲れる人間” だと線を引き、疲労と向き合いました。疲労に良いとされている、ありとあらゆることを試し、今もなおアップデート中。 “疲れをためない” ということに力を注ぐことで、心も体もずいぶん軽やかになった気がします」

私にとっての疲労ケアは明日元気に過ごすための準備なんです

「これ!」と決めたら粘り強くやり遂げるのが十和子さん。疲労に関しても、探究心旺盛に、実にさまざまな対処法に挑戦し続けている。その結果、たどり着いたのが「睡眠」と「体を温める」という2本柱なのだそう。

「睡眠は質を上げることを重視しています。寝姿勢や温度が快適になるよう、こだわっているのがパジャマ。いろいろ試して、伸縮性の良いモダールという生地を好んで選んでいます。肌に触れるとひんやり気持ちが良くて、吸湿性も高くて本当に快適! 着るものだけで睡眠の質がグッと変わりました。もうひとつ大切にしているのが、体を温めるということ。体が冷えると血流が滞り、疲労物質も流れないままになってしまうので。朝はウォーキングをして、夜は発汗効果のある入浴剤を投入して入浴します。40℃程度の湯に肩までつかって、20~40分入るのが大好き。あえて “癒される~♡“ と口に出して、脳に伝えるようにしています。入浴後は体がポカポカで、ストレスも煮出された感覚になって、心はかなりスッキリ。睡眠の質もグッと上がります」

仕事や家事、疲労ケアなど、タスクがあふれないよう実施しているのが「断捨離」。

「物も頭の中もどちらも断捨離。体力や頭の中にも許容量があるので、不要なものを書き出してクリアにして、少し空きスペースを作るようにしています。でも、タスクや時間など、いくら効率化を徹底しても、ボーッとしてうっかりと時を過ごしてしまうことってありますよね。それは無駄と思わず、体が欲している証拠と捉えて受け入れます。そういう時間って絶対に自分に必要なんですよね。休まず自分を否定していたら、きっと大きな病気になっちゃうので。適度に休みつつ、自分が心地よく過ごせるケアをこれからもしていきたいです!」

PROFILE

きみじまとわこ/1966年生まれ。 FTCクリエイティブディレクター、美容家。ライフスタイルを綴つづった著書『アラ還十和子』(講談社)も大ヒット。YouTube「君島十和子チャンネル」で見せる、常に前向きな姿に心をつかまれると話題。