2024年夏は観測史上1位の暑さに? 原因は「ラニーニャ現象」…予想最高気温25℃超で“お得サービス”の百貨店も

AI要約

東京都心の百貨店が25度以上の日にお得なサービスを提供開始

サービス内容は日替わりで、食品や飲み物が割引される

2024年の夏は観測史上1位の暑さが予想されており、暑さ対策が必要

2024年夏は観測史上1位の暑さに? 原因は「ラニーニャ現象」…予想最高気温25℃超で“お得サービス”の百貨店も

東京都心の百貨店で、気象庁が予想する最高気温が25度以上の日に行われる「お得なサービス」を開始した。2024年の夏は、ラニーニャ現象が原因で猛暑が予想され、観測史上1位の暑さになる可能性があるという。

暑い日にお得になるサービスが、都内の百貨店で始まった。松坂屋上野店で始まったのは、気象庁が前日の午後5時に発表する東京都心の予想最高気温が「25℃以上」となった場合に、お得になるサービスだ。

16日に発表された、17日の予想最高気温は26度だったため、17日は日本マグロが表示価格より300円引きに。そして、国産黒毛和牛の焼き肉用切り落としは100gで980円となった。また、クリームソーダは、通常1個のバニラアイスが2個に増えた。

利用客は「安ければ、うれしいですよね」と話す。

松坂屋上野店食品担当・山田潮人さんは「暑い中、せっかく来ていただいたお客様に、ちょっとでもお得なサービスや限定品を味わっていただければ」と話す。

このサービスは、5月28日まで行われる。

17日の最高気温は27.2℃で、3日連続で25℃を超えている。さらに、18日は7月上旬並みで平年より5℃近く高い29℃予想、19日は27℃予想と気温が上昇する予想で、2024年で1番の暑さになりそうだ。

また、2024年の夏は「観測史上1位の暑さ」になる可能性があるという。

2023年の6月~8月の平均気温は、平年より1.76℃も高く、観測史上1位の暑さだった。

2024年は、それを上回る暑さになる可能性がある。

2023年、東京都心では7月に最高37.7℃を記録し、最高気温35度を超える猛暑日を22回、最高気温30度を超える真夏日を90日も観測するなど、記録的な暑さとなった。

2024年は、この暑さを上回るかもしれないという。その前兆はすでに4月からあり、統計開始以降、この120年間あまりで最も暑い4月になった。平年より2.76℃も高く、真夏日も多く観測された。

4月に出された3カ月予報(5月~7月)を見てみると、気温は全国的に平年より高い予想だ。