人に話しかけるとき、日本では「すみません」。ドイツでは何て言う? “コミュ力大国”ドイツの挨拶事情

AI要約

ドイツでは日常生活でのあいさつが非常に重要であり、店員や知らない人とのコミュニケーションでも必ずあいさつをする習慣がある。

非常に重要なのはアイコンタクトで、話す際やあいさつする際にしっかりと目を合わせる習慣があり、それが好感度につながる。

また、注文する際には丁寧な言葉遣いや相手への感謝の表現が重要であり、店員と客が対等な立場として接するのが一般的。

人に話しかけるとき、日本では「すみません」。ドイツでは何て言う? “コミュ力大国”ドイツの挨拶事情

ドイツに住んでみて2年ほどたちますが、これまでの生活で大なり小なりの新しい発見と驚きがありました。その中でも今回は、ドイツ人にとって非常に重要なあいさつを旅行中に役に立ちそうなシチュエーションとともにお届けします。

あいさつは誰とでもする、とても気軽なものです。日本だと「すみません」から入るような会話でも、こちらだとあいさつからが基本。

店員の顔が見えるような小さなお店に入るときはまずは必ず一声、「ハロー」や「グーテンターク」とあいさつをします。「お邪魔しますよ」「ちょっと見せてくださいね」という気軽な合図です。店員も快くあいさつを返してくれます。

最初にあいさつをすることで、後から何かを聞きたくなったときにもハードルが下がります。また店を出て行くときは、「チュース(さようなら)」と一声かけると完璧です。

次に、人に道を尋ねたい、スーパーで商品がどこにあるか教えてほしいというシチュエーションの時はどうするのでしょうか。本題から入るのではなく、まず「ハロー」や「エンショイデゴン(すみません)」というワンクッションを自然に挟む人が多い印象です。

お店で注文するときもあいさつは必須です。食べ物や飲み物などを注文するときは、語尾に「〇〇ビッテ(ください)」という文言を忘れないようにしましょう。シンプルなドイツ語ですが十分に伝わります。

逆に1つの単語だけで注文するのは命令形に近いような、非常にぶしつけな感じになってしまいます。

ドイツでは店員も客も対等な立場なので、サービスを提供された客が「ありがとう」と言うと店員が「どういたしまして」と答えるのは普通なことです。最後に「良い一日を過ごしてね」「ありがとう、あなたもね」というやりとりがあり、ここまでがテンプレです。

この流れは本当によく起こるので一通り覚えておいて損はありません。

アメリカにも住み各国を旅してきた筆者ですが、ドイツにおいて突出しているもの、それはアイコンタクトです。

人と話すときやあいさつをするときには、かなりしっかり目を合わせます。これはアメリカの文化と比較してもかなり長めの感覚で、日本人からすると相当長く感じますが、ぐっと踏ん張りましょう。ついでにニコリとできるとさらに好感度アップです。