「自転車」のメンテ、タイヤの空気入れはどのくらいの頻度ですればいい?プロに聞きました

AI要約

自転車のタイヤの空気チェックが重要であり、定期的なメンテナンスが必要。

子ども用の自転車でも乗る機会が少ない場合は、空気の減りや部品のチェックが特に重要。

自転車カバーの長期使用はサビのリスクを高めることがあるため、注意が必要。

「自転車」のメンテ、タイヤの空気入れはどのくらいの頻度ですればいい?プロに聞きました

身近な移動手段のひとつ「自転車」。これから涼しくなり、自転車に乗るのもたのしい季節です。

安心・安全に乗るためにも大切なことを、子ども向け自転車ブランド『ヨツバサイクル』の秋田拓司さんと『じてんしゃ屋JUNE』店主の鈴木 淳さんに聞きました。

『ヨツバサイクル』の秋田拓司さんいわく、タイヤの空気をいれることは「いちばん簡単でいちばん重要なメンテナンス」とのこと。

「自転車のタイヤは、パンクしたりタイヤが劣化したりしていなくても、徐々に空気が抜けていきます。でも、意外と空気がないことに気がつかない方も多い。とくに電動自転車、なかでもママチャリは、タイヤの空気がなくても負荷を感じずにこげてしまうので、空気がない状態で乗ってパンクするケースも少なくありません。

こまめな人なら1週間に一度、最低でも1カ月に一度は空気が入っているかチェックすると、パンク修理などに余計なお金をかけずにすみますよ」(秋田拓司さん)

秋田さんのおすすめは、タイヤのチェックがてら、購入したお店や近所の自転車屋さんに顔を出すこと。

『じてんしゃ屋JUNE』店主の鈴木淳さんも、購入した方に「3週間に一度くらい来て」と伝えているそうです。そうすることで、空気の減りはもちろん、タイヤのすり減りやブレーキの調子など、全部を定期的にチェックしてもらえます。

「とくにお子さんが遊び用に乗る自転車は、ひと月に2~3回など、乗る機会が少ない場合も多いです。だから、空気の減りや部品の違和感になかなか気がつけないんですよね。

空気のチェックはタイヤにふれる必要があるので、手が汚れちゃう!と思うかもしれないけれど(笑)、安全に乗るためにも、乗る前にタイヤを確認するクセをつけるといいですね。ぼくは購入する方に、ちゃんと空気が入っているタイヤの状態もお伝えしています」(鈴木淳さん)

大切な自転車だからこそ、外に置く場合、雨ざらしを防ぐために自転車カバーをかける方もいるでしょう。しかしコレ、長期間かけっぱなしだと、かえって傷む可能性もあるそうです。

「自転車カバーは、紫外線対策や上から降る雨には有効です。ただ、中がムレてサビが熟成される可能性もあるので、あまりおすすめはできないですね。とくに停めている場所が土の場合は、湿気がこもりやすくなります。近頃の自転車はサビのテストもしているので、多少濡れるぐらいならタオルで拭くなどするとよいでしょう」(秋田拓司さん)